読んだ本の覚え書き
by aquasas
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わたしのこと
本を読むのが好き
本のある空間が好き
図書館の空気が好き
スタイルのある本屋が好き
そんなわたしの
本に関する気ままな雑記
HN:マリ (1961年生まれ)
福岡県在住
愛車はミニクーパー♪
気ままな まいにち
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2009年 08月 17日
妻子を亡くしホームレスになった元医師の日高は
流れ着いた街で弱者を狙った連続殺人事件に遭遇する。
その街でかつて彼は幼い命を救ったことがあった。
彼は15歳に成長したその少年が犯人ではないかと疑い始める。
自分が救った命が人の命を奪っているのだとしたら
過去に自分のしたことは間違いだったのか・・・。
過去の事件で崩壊してしまった少年の家庭、
歪んでしまった少年の心。
仕事にかまけ息子を病死させ妻を自殺に追いやった日高。
それぞれの苦悩と絶望が連続殺人事件を追う過程で徐々に露呈する。
終盤、真相が明らかになる場面が取って付けたような印象なのがちょっと残念。。。
それでもラストは再生の兆しがうかがえ、
多少の物足りなさはあったものの読後感は悪くなかったです。
矢口さんの他の作品も読んでみたくなりました。
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