読んだ本の覚え書き
by aquasas
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わたしのこと
本を読むのが好き
本のある空間が好き
図書館の空気が好き
スタイルのある本屋が好き
そんなわたしの
本に関する気ままな雑記
HN:マリ (1961年生まれ)
福岡県在住
愛車はミニクーパー♪
気ままな まいにち
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2010年 01月 15日
イタリアで悪魔祓いの修行を受けていた遠藤二郎は、
他人のSOSを見過ごせない性分だ。
ある日、知り合いの辺見のお姉さんから
彼女の引きこもりの息子について相談を受ける。
一方、システムエンジニアの五十嵐真は
株の誤発注で300億の損失を出した証券会社の
事故発注の原因調査を命じられる。
交互に語られる「私の話」(遠藤二郎)と「猿の話」(五十嵐真)は、
最後に用意された「五十嵐真の話」で一応の収束を見るが・・・。
現実と妄想を行ったりきたりしながら物語は進む。
どこまでが現実でどこからが妄想か、その境目が曖昧で非常に戸惑う。
そして解決したようなそうでないような肩透かしな終わり方。。。
今までにない斬新な展開でおもしろいといえばおもしろいんだけど、
いくつもの伏線を次々と回収していく伊坂作品が好きなので、なんだか微妙。
一見なんの関係もなさそうな二つの話を通して語られる因果関係と救済の物語。
置き去り感は否めないけれど、全体を通して見えてくるものには温かさを感じました。
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