読んだ本の覚え書き
by aquasas
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わたしのこと
本を読むのが好き
本のある空間が好き
図書館の空気が好き
スタイルのある本屋が好き
そんなわたしの
本に関する気ままな雑記
HN:マリ (1961年生まれ)
福岡県在住
愛車はミニクーパー♪
気ままな まいにち
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2010年 12月 08日
轟香織はパート勤めの48歳。
夫の洋介は趣味も野心もない54歳のサラリーマン。
ボーナスカットで収入は減り、子供たちには教育費がかかる。
日々のやりくりに頭を悩ます香織は
趣味のフラダンスでストレスを発散する日々。
ある日、轟家の長男の嫁である初美から
定年を控えた亭主教育の必要性をこんこんと説かれた。
妙に納得した香織は洋介に趣味を持つよう勧める。
突然の妻の提案をのらりくらりとかわす洋介だったが、
痺れを切らした香織はいっしょにカルチャー教室めぐりを始めようと言い出す。
そんな中、初美の夫が脳梗塞で倒れてしまい・・・。
定年後の夫婦のあり方がテーマなので夫婦の絆や人生の楽しみ方が
ややもすると深刻になりがちな介護・健康問題を通しリアルに描かれているが、
ユーモアとウィットに富んだ筆致はさすが平さん。
そこに押し付けがましさは微塵もなく、終始共感を覚えながら読み終えました。
頑張らなくちゃ。頑張る力があるんだから。
わたしの人生、使い手ははたしなんだから。
頑張ろう。わたしのために。
ラスト、さらに苦難に追い込まれそうになる香織の決意が清々しい。
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