読んだ本の覚え書き
by aquasas
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わたしのこと
本を読むのが好き
本のある空間が好き
図書館の空気が好き
スタイルのある本屋が好き
そんなわたしの
本に関する気ままな雑記
HN:マリ (1961年生まれ)
福岡県在住
愛車はミニクーパー♪
気ままな まいにち
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2011年 07月 08日
6月8日正午、渋谷のスクランブル交差点にトラックが突っ込んだ。
運転する男は次々と歩行者を撥ねた挙句車を降り、
所持していたナイフで倒れた人を次々に刺していく。
そしてセンター街の喫茶店「ボヘミアン」に客を人質に立て篭もる。
11人の死者を出した前代未聞の無差別殺傷事件。
これ以上被害者を増やさないため警視庁はすぐに捜査本部を設け
前線本部に交渉人として渡瀬警部補を置き
人質との交渉にあたらせる。
渡瀬と犯人との息詰まる交渉、上司の不可解な指示、
そして予想外の驚愕の結末・・・・。
犯人はインターネットの巨大掲示板に殺人予告のスレッドを立てたり
職を転々とするその孤独な人物像はあの秋葉原事件を彷彿とさせる。
そのせいかフィクションとわかっていながらやけにリアルで、
読み始めてすぐに引き込まれる。
破滅へと向かう犯人と辛抱強く交渉にあたる渡瀬との間に
わずかながらも信頼関係のようなものができつつあったのにそれをぶち壊す上司。
そうか、、、「誰でもよかった」というタイトルにはそういう意味も込められていたのね。。。
なんともやるせない結末ではあったけれど、
じりじりと進む展開がどうにも気になり最後まで一気読みでした。
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