末期癌で余命半年と宣告された働き盛りの中年男性。
残された日々をどう生き、残された人たちに何を残すか
延命治療を拒否し理想とする死に方を求めて
最後の日々を送ろうとするが・・・。
正直言って、
すごく薄っぺらなメロドラマを見ているような気がした。
だって、主人公の都合のいいようにすべて物事が運ぶのだもの。
心残りのないように会っておきたい人たちに会う場面では
どれも主人公に都合のいい展開と結果だったし、
妻に愛人の存在を知らせるどころか実際に二人を会わせてしまったり。
そうしておきながら、周囲の人間すべてに惜しまれて死んでいくなんて・・・あり得ない!
そりゃあ自分が心置きなくすっきりして逝きたいのは山々でしょうけど、
こういう最期の迎え方は究極の自分勝手以外のなにものでもないと私は思うのです。
でも、、、男性にとってはこういう最期は理想なのでしょうね。
それはわかるような気がします。
だけどこんな身勝手な男は、愛人としても妻としても私は願い下げです。
秘密は、墓場までひとりで持っていって下さい。
私ならそうします。