平安寿子(たいら・あすこ)
元々はフリーライターだった人。
ある日読んだアメリカの女性作家アン・タイラーに強い影響を受け
小説を書くようになったそうだ。
だからペンネームも・・・・(笑)
この人の書く物語はまるでジェットコースターのようだ。
とにかくテンポがよいのだ。
特別なことは何も書いてない。
普通の人々の普通の日常、それがなんとも味わい深い。
物語全体に独特のユーモアとアイロニーがあふれている。
あー、いるいるこういう人・・・とか、なにもここまで言わなくても・・・とか、
読んでいて心の中で思わず突っ込みが入る。(笑)
そして、どんなに悲惨な人生にも必ず明日への希望が小さく光るラスト。
だから読後感がいいのです。