主人公の「ぼく」は同棲している恋人とうまくいなかくなり、
彼の親友も浮気が原因で妻との間がこじれている。
ひょんなことから知り合った八巻という男と関わるうちに
若い女の子やその周辺の人々と接するようになる。
主人公は様々な出来事や経験を通して
男女間の複雑な関係や性愛の本質を見極めようとするが・・・。
白石文郎氏は、白石一文氏の双子の弟だそうだ。
そして二人のお父さんは直木賞作家の故・白石一郎氏。
そういったことをつい最近知りました。
一文氏の小説は何冊も読んでいるので、
弟のほうはどうかな・・・と興味津々で読み始めました。
ところが・・・。
一文氏同様人生や男女の関係について真摯に描いてはいるのですが、
なんていうんでしょう、、、最初から最後まで言いようのない違和感が付きまとい
小説の世界に入り込めなかったのです。
表現しにくいのですが、なんとなく肌に馴染まないというか・・・。
書いてることが素直に心に入ってこないというか・・・。
一文氏との違いは何なんでしょうね。。。
というか、こうやって兄弟で比べられるのってご本人たちは快く思ってないのでしょうね。