読んだ本の覚え書き
by aquasas
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わたしのこと
本を読むのが好き
本のある空間が好き
図書館の空気が好き
スタイルのある本屋が好き
そんなわたしの
本に関する気ままな雑記
HN:マリ (1961年生まれ)
福岡県在住
愛車はミニクーパー♪
気ままな まいにち
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2007年 03月 29日
父親の死にある疑惑を胸に抱きながら研修医となった夕紀。
不運な事故で恋人を失い復習を企てる穣治。
病院(心臓外科)の手術室を舞台に
息詰まるストーリーが展開する。
読み始めると先が気になってしょうがなく
その日するべきことを先送りにして1日で読破してしまった。
タイトルにもあるようにテーマは人としての「使命」。
夕紀の父親が手術前にまだ中学生だった夕紀に語りかける。
「ぼんやり生きてちゃだめだぞ。一生懸命勉強して、
他人のことを思いやって生きていれば、自ずといろいろなことがわかってくる。
人間というのは、その人にしか果たせない使命というものを持っているものなんだ。
誰もがそういうものを持って生まれてきてるんだ。」
登場人物それぞれにいろんな思いがあり、いろんな葛藤がある。
それぞれが「使命」について考えざるを得ない状況に置かれ、自らの答えを出していく。
犯人にさえ自分の「使命」を考えさせる東野さんの視線が優しい。
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