読んだ本の覚え書き
by aquasas
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わたしのこと
本を読むのが好き
本のある空間が好き
図書館の空気が好き
スタイルのある本屋が好き
そんなわたしの
本に関する気ままな雑記
HN:マリ (1961年生まれ)
福岡県在住
愛車はミニクーパー♪
気ままな まいにち
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2008年 06月 23日
保険外交員の若い女性が殺害された。
容疑をかけられた大学生。
そして捜査線上に浮かぶもう一人の男。
その男と出会い系サイトで知り合い一緒に逃亡する女。
主だった登場人物の家族や友人たちの証言を織り交ぜながら
物語は群像劇からやがて逃亡劇へ・・・。
この事件の悪人とは、いったい誰だったのか。。。
これは朝日新聞(2006年3月~2007年1月)に連載された新聞小説だ。
当時、毎日夕刊が届くのが待ち遠しかった。
視点を次々と変えながら人間の奥底を覗き込むようにして進む物語と
グロテスクな束芋さんのイラストから毎回目が離せなかった。
今回一冊の本として読み通してみて改めて吉田氏の凄さを思う。
祐一が光代のために最後に取った行動が、あまりにもせつない。
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