読んだ本の覚え書き
by aquasas
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わたしのこと
本を読むのが好き
本のある空間が好き
図書館の空気が好き
スタイルのある本屋が好き
そんなわたしの
本に関する気ままな雑記
HN:マリ (1961年生まれ)
福岡県在住
愛車はミニクーパー♪
気ままな まいにち
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2009年 07月 07日
未曾有の台風が襲った数日間、
似たような環境の二組の家族に悲劇が起こる。
継父と暮らす添木田蓮(19歳)と楓(15歳)の兄妹と
継母と暮らす溝田辰也(14歳)と圭介(9歳)の兄弟。
些細な勘違いからやむにやまれず起こしてしまった犯罪、
接点のない二組の兄弟が交錯する過程、
そして意外な事件の真相・・・・。
雨がすべてを狂わせ、降り続く雨が真相を暴き出す。
兄弟の苦悩、息詰まる展開、そして終結・・・。
ページを繰る手が止まらず一気読み。
ミステリーの要素が随所にちりばめられ、各々の心理描写も見事。
重い内容ながら読後感は悪くなく、読み応えも充分。
家族のことだけは、どんなことがあっても信じなければいけない。
たとえ血が繋がっていても、いなくても。家族なら、信じなければいけない。
最後に蓮が辰也と圭介に言った言葉が切なく胸に突き刺さりました。
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